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2023.06.12

歯がなくなったらどうする?放置するリスク、予防や当院での治療法

6月になりました。梅雨の季節でこれから暑くなってきますので皆様体調にお気をつけてください。

久しぶりのブログになりましたが、今回は歯がなくなったら、、、について説明いたします。

院長自身、患者様にもお伝えしていますが、歯医者で一番嫌なのは神経をとる、歯を抜くだと思います。

 

そうならないために、またなってしまった方に向けてお伝えしようかと思います。

 

1.詰め物、被せ物とは

被せ物とは歯や土台の上に全周被せる人工物のことです

詰め物とはインレーと呼ばれ、歯の中に埋め込むものです

これらは虫歯治療や神経治療で歯を大きく削った後に元の形を再現し、しっかり噛み合わせるために作成します。

 

2.これらが取れる、割れる原因

様々ありますが、材質や作ったものの精度のよることもあります。これらはセメントでつけており、そのセメントにも差があります。

主な原因は以下の通りです。

:セメントの劣化(5年以上の使用)

:歯軋り、食いしばりが強く、セメントが剥がれることによりとれる

:そもそも作ったものの精度が悪い

付けた中で虫歯になっている(2次カリエス)

クリアランスがない

 

などが挙げられます。

中でも患者様ご本人が認識しずらい『クリアランス』についてです。

 

 

被せ物について詳しくは↓

3.歯のクリアランスとは

クリアランスとは歯を削ったときに嚙み合わせる歯と歯の間にできる隙間や、被せ物を作る時に被せ物の厚みを決めるスペースのこと

です。

被せ物や詰め物を作る際に厚みが必要になるのはイメージがつくと思いますが、実は作る材料により必要な厚みが異なり、簡単に言うと材料自体に強度があるものはそこまでスペースが必要なく、材料自体の強度が弱いものは厚みが必要になります。

 

これを十分量取らないとものによって割れたりするわけです。

では歯を削ってたくさん取れば割れないじゃん、、そう思うわけですが、そうすると歯自体が小さくなってしまいセメントがつくスペースがなくなってしまい、取れてしまうことにつながります。

ここまで小さくなってしまうと噛み合わせの力で取れてしまうこともよくあります。

 

4.被せ物、詰め物が取れないために

 

必要なことはたくさんありますが、

:劣化した被せ物はやりかえる、セメントを新しくする

:きちんとした接着操作(歯科医師側)

:適正なクリアランスをとる(歯科医師側)

:きちんとした噛み合わせの調整(歯科医師側)

:取れにくいセメント、材質を使う

があります。

ほとんどは歯科医師の方で適正に調整をすれば取れにくくなるはずですが、患者様にご理解いただきたい点として

劣化がある材料(プラスチック冠、銀歯など)は長持ちしにくいこと

仮に被せ物が劣化しなくてもセメントは劣化してくること

早期にとれた、割れた(3年以内くらい)は適正に作っても起きる可能性があること(歯軋りが強い方や噛む力が強い方)

があります。

ではこれを改善するにはどうするか、

再治療をなるべく避けたいのであれば劣化しない材質のものを選ぶ(セラミックやゴールド)

噛み合わせをきちんとコントロールする(矯正やマウスピース治療、噛み合わせ治療)

クリアランスをきちんと確保する(部分矯正や反対の歯の調整など)

型取りを変形なく行う(スキャナーによる型取り)

をしなければなりません。

逆に言うと何回も取れてます、、といったお悩みの方はここがきちんとしてないケースがほとんどです。

もちろん患者様の歯の状態によりどうしても上記が満たされない、、といった方もいます。

何回も取れて付けてはいるが、不安、、だったりご自分の歯の状態を説明されていない、、といった方、是非一度当院での診察を受けて見ませんか?

 

5.当院での被せ物、詰め物治療

上記のため、当院ではしっかりと長持ちするような被せ物、詰め物治療をお勧めしております。

光学スキャナー(コンピュータによる型取り)を行い、変形を少なくまたピッタリとした歯を作る機械や、噛み合わせにおいてもしっかりと記録、説明を行いなぜ取れてしまったのか、なぜ割れてしまったのか。そうならないためにどのような方法があるか。

などしっかりとご説明を行い、不明点を無くした上での治療を行なっております。

当院の光学スキャナー

 

6.まとめ

 

歯が取れたり割れたりするのは場合によっては見た目にも関わり、患者様のストレスに繋がります。

お悩みの方は一度ご連絡いただき、しっかりとした説明、治療をお受けいただくことが重要だと考えています。

今後とも当院では患者様に信頼されるよう努力していきます。

みやぎ歯科クリニック上落合 院長 宮城拓人

 

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